換気・伝熱 一問一答
壁体は、熱貫流率が大きいものほど断熱性能が___。
答え 低い
熱貫流率とは、壁内部での熱伝導と壁表面や中空層での熱伝達を含んだ、壁全体の「単位面積当たりの熱が伝わる割合」のことをいい、熱貫流率が大きいものほど断熱性能が低い。
H24
壁面の熱伝達率は、壁の表面に当たる風速が大きいほど___値となる。
答え 大きい
熱伝達率は、壁の表面を出たり入ったりする熱の移動のことをいい、壁の表面に当たる風速が大きいほど大きい値となる。
H24
壁体を貫流する熱量は、外気温度と室内温度の差が___ほど多くなる。
答え 大きい
熱貫流は、熱伝達と熱伝導を合わせたもの(壁の内部と外部の熱移動を合わせたもの)で外気温度と室内温度の差が大きいほど多くなる。
H24
熱伝導率は、一般に密度が大きい材料ほど___なる傾向がある。
答え 大きく
熱伝導率は、温度差による熱の伝わりやすさをいい、大きい数値、大きい密度ほど熱が伝わりやすい。
H24
第二種機械換気方式は、室内の空気圧が室外より___になるので、周辺からの空気の流入を防止することができる。
答え 正圧
第2種換気方式は、自然給気と機械排気による換気方式で、室内の空気圧が室外より正圧になるので、周辺からの空気の流入を防止することができる。
H25
___とは、空気が流入口から室内のある点まで到達するのに要する時間のことである。
答え 空気齢
空気齢は、室内に取り入れた空気が、給気口からある位置Pまでに到達するのに要する時間で室内の位置における空気の新鮮度を示すものであり換気効率の指標となる。
H26
室内空気の二酸化炭素の濃度は、室内の空気汚染の程度を表す指標として用いられて__。
答え いる
室内空気の二酸化炭素の濃度は、室内の空気汚染の程度を表す指標として用いられ、二酸化炭素の濃度は、1,000ppm(0.1%)以下とする。
H30 H25 H21
冬季暖房時に、室内側から入った水蒸気により壁などの内部で生じる結露を__結露という。
答え 内部
内部結露は、透湿性のある室内石こうボード壁や柱等、壁の内部に入り込んだ水蒸気が凝縮して水滴となる現象で、壁体内部の水蒸気圧が飽和水蒸気圧より高いと発生する。
H30
冬季暖房時における外壁の室内側表面の結露防止対策として、室内の換気をできるだけ行__、室内の水蒸気の発生を抑制する、室内側表面に近い空気を流動__、外壁の断熱性を__、壁体に熱貫流抵抗の__材料を用いる。
答え 行う させる 高める 大きい
室内側表面の結露防止対策として、室内の換気をできるだけ行う、室内の水蒸気の発生を抑制する。室内側表面に近い空気を流動させる。 外壁の断熱性を高める。壁体に熱貫流抵抗の大きい材料を用いる。などがある。
R01 H29
換気回数は、室内の空気が__に何回入れ替わるかを表すものである。
答え 1時間
換気回数は、ある部屋の空気が1時間当たり何回入れ替わるかを示す値をいい、換気量が一定の場合、室容積が大きいほど必要換気回数が少なくなる。
R01 H29 H26 H23
__換気方式には、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。
答え 自然
自然換気方式は、屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違いを利用するものがある。
R01 H29 H25
成人1人当たりの必要換気量は、一般に___m3/h程度とされている。
答え 30
成人1人当たりの必要換気量は、一般に30m3/h程度である。
R01
___機械換気方式は、地下街や劇場など外気から遮断された大きな空間の換気に適している。
答え 第1種
第一種換気方式は、給気、排気ともに送風機(ファン)等の機械で行う方式で、室内の圧力制御も容易にでき、地下街や劇場など外気から遮断された大きな空間や一般の室の他、調理室、機械室などの換気に適用される。
R04 R02 H30
乾燥空気1 kg当たりに含まれている水蒸気の質量を___という。
答え 絶対湿度
絶対湿度は、空気中に含まれる水分の量をいう。
R03 H30
冬季暖房時に、室内の水蒸気により外壁などの室内側表面で生じる結露を___という。
答え 表面結露
表面結露は、冬場に窓ガラス等の表面が曇って水滴となって表面を流れる現象。
R03 H30
壁体の中に熱伝導率の大きい場所がある場合に、熱が集中して流れるこの部分を___という。
答え 熱橋
熱橋は、断熱材を他の材料が貫通することにより、熱が橋を渡るように伝わりやすくなってしまう部分のこで、熱橋となる部分には断熱材を施す。
R03 H22
____が100 %になる温度を露点温度という。
答え 相対湿度
露点温度は、湿った空気が冷やされて空気中に存在する一部の水蒸気が凝縮し水滴となり始める温度をいい、湿り空気の相対湿度が100%になるときの温度である。
R03 H30
室内を風が通り抜けることを通風といい、もっぱら夏季の防暑対策として利用___。
答え される
通風は、もっぱら夏季の防暑対策として利用される。
R03 R01 H29
室内における必要換気量は、在室人数によらず一定に___。
答え ならない
室内汚染質濃度を許容値以下に保つために必要な、「最も少ない換気量」を必要換気量といい、その室の「汚染物質の発生量」、「室内の汚染質濃度の許容値」、「外気中の汚染物質の濃度との差」によって求めることができ、在室者の人数でその値が変動し、室の容積に関係しない。
R03 R02 H30 H29
室内外の温度差による自然換気では、給気口と排気口の高低差が大きいほど換気量は___なる。
答え 大きく
室内外の温度差による自然換気では、開口部の面積、内外の温度差、上下の開口部の垂直距離の平方根に比例し給気口と排気口の高低差が大きいほど、温度差が大きくなるほど換気量は大きくなる。
R03 R02 H26 H23 H21
風圧力による自然換気では、換気量は開口部面積と風速に___する。
答え 比例
風圧力による自然換気では、風速と開口部の面積にほぼ比例する。
R03 H29 H26 H23
第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適して___。
答え いない
第2種機械換気方式は、機械給気と自然排気による換気方式で室内が正圧となるので、ボイラ室、発電機室、手術室、クリーンルームなどの換気に適用される。室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している換気方式は第1種、第3種換気方式になる。
R04 R02 H29 H23
___方式は、局所的に発生する汚染物質を発生源近くで捕集して排出する換気のことである。
答え 局所換気
局所換気は、局所的に発生する有害ガス・熱・水蒸気・臭気を部屋全体に希釈、拡散させないように排出する方法で、台所のガスレンジフード、実験室のドラフトチャンバーなどになる。
R04 H29
___方式は、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替える換気のことである。
答え 全般換気
全般換気、は建物全体を一つの空間として換気するシステムのことで、住宅においてリビングや個室から給気を行い、浴室やトイレから排気する方法。
R04 H29 H25