鉄鋼材 一問一答
鋼材の____に関する数値として、炭素当量(Ceq)や溶接割れ感受性組成(PCM)がある。
答え 溶接性
炭素当量Ceq、溶接割れ感受性組成Pcm は、溶接の難易度、割れ易さの予測、割れ予防の、予熱管理等、鋼材の溶接性に関する数値である。
R02
鋼材の材質を変化させるための熱処理には、________などの方法がある。
答え 焼きなまし、焼入れ、焼戻し、焼ならし、
鋼材の材質を変化させるための熱処理には、焼きなまし、焼入れ、焼戻し、焼ならし、などの方法がある。
鋼材にクロムを添加すると、耐食性が__する。
答え 向上
鋼材に、クロムを添加すると、耐食性が向上する。
H25
鋼材に銅を添加すると、耐候性が__する。
答え 向上
鋼材に、銅、クロム、ニッケル、リン等を添加すると、耐候性が向上する。
H25
__鋼は、モリブデン等の元素を添加することで耐火性を高めた鋼材である。
答え FR
鋼材にモリブデン等の合金を添加すると、高温時の強度を向上させることができ、FR鋼はモリブデンを添加しており、耐火被覆を軽減することができる。
H30 H28 H25 H24
___鋼は、熱加工制御により製造された、高じん性で溶接性に優れた鋼材である。
答え TMCP
建築構造用TMCP鋼は、炭素当量が低減され、優れた溶接性を有する。
R02 H30 H28 H24
構造用鋼材には、主として__が用いられる。
答え 軟鋼
構造用鋼材は、鉄骨構造などの骨組みに使う鋼材で、主として軟鋼が用いられる。
H22
ヤング係数は、コンクリートの約__倍である。
答え 10
鋼材のヤング係数は、2.05×105N/mm2で、コンクリートの約10倍である。
H22
引張応力とひずみは、下降伏点まで比例関係__。
答え ではない
引張応力とひずみは、弾性変形の領域では、比例関係にあり、この比例定数をヤング係数といい、下降伏点に達するときは比例関係ではなくなる。
H22
低降伏点鋼は、添加元素を極力低減した純鉄に近い鋼であり、軟鋼に比べて強度を__し延性を高めた鋼材である。
答え 高く
建築構造用低降伏点鋼(LY225)は、添加元素を極力低減した純鉄に近い鋼であり、軟鋼に比べて強度・降伏点が低く、延性が極めて高い。 ※モリブデン等の元素を添加することはないので注意する。
R04 R02 H30 H28 H24
SN490BやSN490Cは、炭素当量等の__を規定して溶接性を改善した鋼材である。
答え 上限
建築構造用圧延鋼材(SN材)のB種、C種は炭素当量等の上限を規定して溶接性を改善した鋼材である。
R04 H30 H28 H24 H21
鋼は、炭素量が__なると、引張強さは増加し、靱性は低下する。
答え 多く
鋼材は、炭素量が増加すると、引張り強さと硬度は増加するが、伸びとじん性は減少する。
R04 H25 H22
ある特定の温度以上まで加熱した後、急冷する焼入れ処理により、鋼は硬くなり、強度が__する。
答え 増加
焼入れは、高温に加熱した鋼を、水・油の中で急冷すると強度・硬度は大きくなるが、靭性は低くなる。
R04