採光・照明 一問一答
均等拡散面上における輝度は、照度と反射率との積に___する。
答え 比例
均等拡散面は、どの方向から見ても輝度が同じ面のことを均等拡散面といい、照度と反射率(透過率)との積に比例する。
ある点における間接昼光率は、壁や天井などの室内表面の反射率の影響を受け___。
答え 受ける
間接昼光率は、室内の仕上げ面等に反射してから受照点に入射する反射光のみによる昼光で、壁や天井などの室内表面の反射率の影響を受ける。
H25
昼光による室内の採光では、一般に___を活用することを考える。
答え 天空光
昼光は、太陽の光のことで、昼光による室内の採光では、一般に天空光を活用することを考える。
H25
全天空照度とは、天空光が遮蔽されることのない状況で、直射日光を___全天空による、ある点の水平面照度をいう。
答え 除いた
全天空照度とは、室外の障害物のない場所、すなわち全天空を望むことのできる場所における直射日光を含まない水平面照度をいう。
H29 H25
___とは、高輝度な部分、極端な輝度対比や輝度分布などによって感じられるまぶしさをいう。
答え グレア
グレアは、不快感や物の見えづらさ。不適切な光が当たりまぶしく見えたり、見にくくなることをいう。
H23 H29
___とは、受照面の単位面積当たりの入射光束をいう。
答え 照度
照度は、受照面に入射する単位面積当たりの光束で表す。
H29 H23
___とは、単位時間当たり、発散、透過又は入射する光のエネルギー量をいう。
答え 光束
光束は、光のエネルギーがある面を通過する割合で、標準比視感度で補正した、単位時間当たりの光の放射エネルギー量で表す。
H26
___とは、反射面を有する受照面の光の面積密度をいう。
答え 輝度
輝度は、光源、反射面、透過面から特定の方向に出射する単位面積当たり、単位立体角当たりの光束で表す。
よく光度と入替えて誤りで出題される。
光度は、光源から発散する光のエネルギーの強さを表す尺度で、点光源から特定の方向に出射する単位立体角当たりの光束で表す。
H26 H23
___とは、全天空照度に対する室内のある点の天空光による照度の比をいう。
答え 昼光率
昼光率は、採光による室内の明るさを表し、屋外の明るさに対して室内のある面の明るさの比で表され、屋外の全天空照度が大きくなっても昼光率は一定となる。直射日光による照度を含まないので注意する!!
R02 R01 H26 H23
___とは、照明光による物体色の見え方についての光源の性質をいう。
答え 演色性
演色性は、物体色の見え方の変化を起こさせる光源の性質で、光の分光分布によって決まり、白色からはずれるにしたがって演色性は悪くなる。
R03 R01 H29 H26
___とは、単位波長当たりの放射束を標準比視感度で重みづけした量をいう。
答え 光束
光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギー量のことで、光の基本単位となるもので、比視感度補正された値である。
R03
形状と面積が同じ側窓は、その位置を高くすると、昼光による室内の照度分布の均斉度は___なる。
答え 高く
均斉度は、昼光による照度分布の最低照度と最高照度との比のことで、昼光による照度分布の均質性を示す指標である。窓は、高い位置にあるほど均斉度・昼光率が高くなり、低い位置にある側窓は、窓付近の床面の採光量は大きくなるが、均斉度は低くなる。
R03 H25
設計用全天空照度は、快晴の青空のときが薄曇りのときよりも___値となる。
答え 小さな
全天空照度は、周囲に障害物のない野外における天空光だけの水平面照度のことをいい、直射光による照度は含まない。
設計用全天空照度の値は、快晴の青空 10,000(lx)特に明るい日(薄曇) 50,000(lx)となる。
R03 R01
事務所の製図室の必要照度 ____lx
答え 750~1,500
精密な作業をおこなうには特に明るさが必要で、病院の手術室なども 750~1,500lxの照度が必要になる。 H21
学校の廊下の必要照度 ____lx
答え 75~300
H21
劇場のロビーの必要照度 ____lx
答え 150~300
H21年に、劇場のロビー100lxで誤りの選択肢で出題された H21
事務所の屋内非常階段の必要照度 ____lx
答え 30~75
H21
ブラインドは、窓面の__側より__側に設置した方が室内への熱負荷を軽減できる。
答え 内側より外側
外側ブラインドは、内側ブラインドに比べて冷房負荷を低減することができる。
H20
日照率とは、____ に対する日照時間の比を百分率で表した値である。
答え 可照時間
日照率は、可照時間に対する日照時間の割合。 日照時間/可照時間☓100%
可照時間 :日の出から日没までの時間。
日照時間 :実際に日が当たっていた時間。(障害物や天候の影響を受けることに注意)
H20
東西に伸びる直方体の集合住宅が平行に配置される場合、同じ日照時間を確保するためには、緯度が___地域ほど南北の隣棟間隔を大きく取る必要がある。
答え 高い
隣棟間隔は、建築物相互の内法(うちのり)間隔のことで、緯度が高い地域ほど太陽高度が低くなるので、南北の隣棟間隔を大きく取る必要がある。
H20
____ は、地平面上のある点が周囲の建物によって、日照時間にどのような影響を受けるか検討するのに用いられる。
答え 日差し曲線
日差し曲線は、地平面上のある点が周囲の建築物によって、どのような日照障害を受けるのかを検討するのに用いられる曲線図である。
H20