1級・2級建築施工管理技士2次検定 令和5年11月12日(日)

1級建築施工管理技士1次検定 03 鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造 一問一答

梁の主筋は__以上の異形鉄筋とし、その配置は、特別な場合を除き2段以下とする。

答え D13

梁の主筋はD13以上の異形鉄筋とし、その配置は、特別な場合を除き主筋を2重の2段以下とする。

柱のじん性を確保するためには、帯筋の間隔を__にすることや副帯筋を用いることが有効である。

答え 

鉄筋コンクリート部材の変形能力・靭性大きくするために、せん断補強筋「帯筋」の間隔をにする。

H28 H22

梁のあばら筋にD10の異形鉄筋を用いる場合、その間隔は梁せいの__以下、かつ、__mm以下とする。

答え 1/2 250

構造耐力上主要なは、上筋と下筋に配置する複筋梁とし、あばら筋の間隔は、D10を用いる場合は、梁せいの1/2以下、かつ250mm以下とする。また、あばら筋比は0.2%以上とする。

R03 H30 H28 H22

一般に梁の__鉄筋は、じん性の確保やクリープによるたわみの防止に有効である。

答え 圧縮

クリープは、一定の大きさの持続荷重によって、ひずみが時間とともに増大する現象で、圧縮鉄筋は、靭性の確保やクリープによるたわみの抑制に有効である。

H27 H24 H21

柱の引張鉄筋比が___なると、付着割裂破壊が生じやすくなる。

答え 大きく

付着割裂破壊は、鉄筋のコンクリートへの付着が不完全なことにより鉄筋の滑りでコンクリートに割裂破壊が生じることで、引張鉄筋比は、引張側の応力に有効な鉄筋が部材に何%の割合で配置されているかを表しており、柱の引張鉄筋比大きくなると、付着割裂破壊生じやすくなる

H27 H24 H21

耐震壁の剛性評価に当たっては、曲げ変形、せん断変形を考慮するが、回転変形は考慮___

答え する

耐震壁の剛性評価は、曲げ変形、せん断変形、回転変形考慮する

H27 H24

腰壁、垂れ壁、そで壁等は、柱及び梁の剛性やじん性への影響を考慮___計画する。

答え して

柱に腰壁や垂れ壁が接続されていると、柱のせん断破壊生じやすくなるので、柱及び梁の剛性やじん性への影響を考慮して計画する

H28 H24 H21

大梁は大地震に対してねばりで抵抗させるため、原則として、両端での________に先行するよう設計される。

答え 曲げ降伏 せん断破壊

大梁は大地震に対してねばりで抵抗するように、せん断破壊を防止し、曲げ降伏せん断破壊先行するよう設計する。

H28 H24 H21

柱梁接合部内の帯筋間隔は、原則として__mm以下とし、かつ、隣接する柱の帯筋間隔の1.5倍以下とする。

答え 150

柱梁接合部内の帯筋間隔は、150mm以下で、かつ、もっとも細い主筋の径の1.5倍以下とする。

H29 H26 H23 

梁のせん断耐力は、一般にあばら筋量を___ことにより増加する。

答え 増やす

梁の終局せん断強度は、一般に、せん断補強筋(あばら筋)の量を増やす大きくなる。

H23

普通コンクリートを使用する場合の柱の小径は、原則としてその構造耐力上主要な支点間の距離の__以上とする。

答え 1/15

柱の小径は、普通コンクリートでその主要支点間距離(スパン)の1/15以上、軽量コンクリートで1/10以上とする。

H30 H26 H23

床スラブの配筋は、各方向の全幅について、鉄筋全断面積のコンクリート全断面積に対する割合を_%以上とする。

答え 0.2

床スラブの配筋は、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合を、0.2%以上とする。

H29 H26 

壁板のせん断補強筋比は、直交する各方向に関して、それぞれ__%以上とする。

答え 0.25

壁板の配筋において、せん断補強筋比は、直行する各方向に対して、0.25%以上とする。

R02 H29 H26

柱のじん性を確保するため、短期軸方向力を柱のコンクリート全断面積で除した値は、コンクリートの設計基準強度の__以下とする。

答え 1/3

柱の(短期)軸方向力の制限で、地震時に曲げモーメントが増大する柱の設計においては、短期軸方向力(圧縮)
を柱のコンクリート全断面積で除した値は
コンクリートの設計基準強度の1/3以下とする。

R02 H30 H25

梁貫通孔は、梁端部への配置を避け、孔径を梁せいの__以下とする。

答え 1/3

梁に貫通孔を設けた場合の構造耐力の低下は、曲げ耐力より、せん断耐力の方が著しく、梁断面の欠損によりせん断強度が低下するため、梁貫通孔は孔径を梁せいの1/3以下とする。

R02 H30 H27 H25 H23 H22

床スラブは、地震力に対し同一階の水平変位を等しく保つ役割をし、面内剛性が__ほどよい。

答え 高い

地震力は、床面から柱や壁に伝達されていくので、地震力に対して耐力壁や筋かいを働かせるためには、床スラブの面内剛性を大きくし、また耐力を大きくすることが有効である。 

R02 H25

貫通孔の中心間隔は、梁に2個以上の円形の貫通孔を設ける場合、両孔径の平均値の_倍以上とする。

答え 

梁に貫通孔を設ける場合、直径を梁せいの1/3以下、中心間隔は孔の直径の3倍以上とする。

R01 H28 H22

一般の梁で、長期許容応力度で梁の引張鉄筋の断面積が決まる場合、原則として引張鉄筋の断面積はコンクリート断面積の__%以上とする。

答え 0.4

鉄筋コンクリート構造の梁において、長期荷重時に正負最大曲げモーメントを受ける断面の最小引張鉄筋比については、0.4%又は存在応力によって必要とされる量の4/3倍のうち、小さいほうの値以上とする。

R01 

柱及び梁のせん断補強筋は、直径9mm以上の丸鋼又はD10以上の異形鉄筋とし、せん断補強筋比は__%以上とする。

答え 0.2

せん断補強筋は、柱の帯筋、のことで、せん断力に抵抗する部材である。帯筋の径は、軽微な場合を除き、直径9mm以上の丸鋼又はD10以上の異形鉄筋とし、せん断補強筋比0.2%以上とする。

R01 

重心と剛心が一致しない建築物では、地震時にねじれ変形が生じ、剛心に近い構面ほど層間変形が___なる。

答え 小さく

重心剛心の位置が離れると、建物は剛心を中心にして回転をするので、建物の重心剛心の距離はできるだけ小さくする。

H25 H22

特定の階だけ階高を高くすると剛性が不連続になるので、耐震壁を増やすなど、その階の剛性__を図る。

答え 増加

剛性は、変形に対する寸法変化のしづらさの度合いのことで、変形が小さい時は剛性が高いことになり、特定の階だけ階高を高くすると剛性が不連続になるので、耐震壁を増やすなど、その階の剛性増加を図る。

H25 

柱のせん断補強筋の間隔は、柱の上下端から柱の最大径の1.5倍又は最小径の2倍のいずれか大きい方の範囲内を__mm以下とする。

答え 100

せん断補強筋は、柱の帯筋、梁のあばら筋のことで、せん断力に抵抗する部材である。帯筋の間隔は、15cm(柱に接着する壁、はりその他の横架材から上方又は下方に柱の小径の2倍以内の距離にある部分においては、10cm)以下で、かつ、最も細い主筋の径の15倍以下とする。

R03 R01

柱の主筋はD13以上の異形鉄筋とし、その断面積の和は、柱のコンクリート全断面積の__%以上とする。

答え 0.8

柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の和0.8%以上とし、原則4本以上とし、帯筋と緊結する。

R03 H29 H25 H22

同一階に同一断面の長柱と短柱が混在する場合は、地震時に短柱の方が__に破壊しやすい。

答え 

短柱は、太くて短い柱のことで、鉄筋コンクリート造の柱で腰壁、垂れ壁等の短柱が存在する場合、靭性が低
脆性破壊起こしやすくなるので、壁と柱の間を構造的に縁を切るなど考慮する。

H26 H25 H22

柱は、地震時の脆性破壊の危険を避けるため、軸方向圧縮応力度が___なるようにする。

答え 小さく

脆性破壊は、突然破壊が起こる現象で、柱の軸方向圧縮力大きくなると、脆性破壊の危険性が大きくなるため、柱の軸方向応力度の比を小さくする。

R04 H28 H24 H21 

ねじれ剛性は、耐震壁等の耐震要素を、平面上の___に配置するよりも___に均一に配置したほうが高まる。

答え 中心部 外側

耐震壁は、地震時にねじれ変形が生じないよう、建物の重心と剛心との距離小さくなるようし、耐震壁を平面の中心に集中して配置するより、同じ量の耐震壁等の耐震要素を建築物の外周部に分散して配置する方が、ねじり剛性を大きくすることが出来るので、建物の構造バランスはよくなる。

R04 H22 

壁に換気口等の小開口がある場合でも、その壁を耐震壁として扱うことができ___

答え 

小開口がある場合でも、開口部周囲にはD13mm以上の補強筋を配置するなど適切な補強を行えば、耐震壁として扱うことができる。

R04 H28 H26 

平面形状が極めて長い建築物には、コンクリートの乾燥収縮や不同沈下等による問題が生じやすいため、______を設ける。

答え エキスパンションジョイント

エキスパンションジョイントは、建物形状がT形やL型等になる場合、そのつなぎ目の部位に応力が集中して被害を
抑えるため、建物を緊結せずに接合し、地震時や温度等の変形に対応できるようにしたもので、構造体の挙動が明確になる。

R04 H28 H26 H25 H22 H21